『森の思想』~南方熊楠の世界

南方熊楠(みなみかた くまぐず)氏の数ある著書をテーマ別に集めた「南方熊楠コレクション」の一つ。
河出文庫初版は1992年3月、中沢新一編。

とくかく、難しい…(笑) 何度読んでも途中で寝てしまう。でも内容には惹かれる。
菌類の研究で有名で、和歌山の白浜に拠点を置いて在野の研究者…程度の認識しかなかった。
この本でその研究の深さの一端を見る。
粘菌と森の研究を通じて、「分類学の体系や生命活動の2つの系列はたえざる動揺のうちにある」とか
仏教の唯識哲学を通じて「生命をxxx有機的システムとしてとらえる科学的理論など、戯論の最たるもの」と認識しているとか・・・
まったくもって難しい理屈が展開される。

そもそも、
「日本の博物学者、生物学者、民俗学者。1929年には昭和天皇に進講し、粘菌標品110種類を進献。
語学に堪能で。熊楠の言動や性格が奇抜で人並み外れたものであるため、後世に数々の逸話を残している。
柳田國男にして「日本人の可能性の極限」と称される」(By Wikipedea)との解説を読むにつけ、私ごときの知識では、
太刀打ちできるレベルの内容ではないことに気が付く。

それにしても、あまりに遠いレベルにいることだけは分かる。
仏教などの生命論から粘菌に宇宙を見ることができた、かの偉大な博物学者に、一歩でも近づきたい。
白浜にある南方熊楠記念館を訪問して、その森を歩きたい…本を読むより体感だ!!
文庫だけ表紙も魅力的!

森の思想 (河出文庫) - 南方 熊楠, 新一, 中沢
森の思想 (河出文庫) - 南方 熊楠, 新一, 中沢

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